みなさんこんにちは、えりこです。最近であった【ルーチンタイマー】と言うアプリが神だったのでそちらを紹介したくて記事を書いています。けれどその前に私自身についても触れなければいかにこのアプリが良いか説明できないのでプロフィールにも自分自身について書いていますが、こちらでは私の特性(?)というか、行動の傾向について書いていきたいと思います。
私自身について
誰にも需要はないかもだけど、今回は私自身のお話をしたいと思います。
えりこです。女性です。一言でいうと明るくて素直な性格です。頑張り屋さんでおっちょこちょいで、食いしん坊で、ちょっと自己評価が低めのおばちゃんです。おばちゃんだけど永遠に中身は中高生みたい。「変わらないねえ」と古くからの知人には言われます。子どもが好きで、「違い」が好きです。人からは親しみやすいと思われたい、そんな感じです。
現在は家族がいて、仕事もしています。仕事もうまくいっていると思いますし、日々色々なことがあっても幸せを感じて生きています。けれど、この仕事をしているからなのかわかりませんが、自分自身、もしかしたらADHDなのかも、と思うことが良くあります。
ADHDについてはこちらのe-ヘルスネット(厚生労働省)を参照して下さい。
私は医者ではないので本当のところどうなのかは医者に行かなければわかりません。
正直、
「(自分自身に障害があろうがなかろうが)どっちでもいいかな」
と思っています。もし、診断が下ったとしても私自身は特に生活に変わりはないし、ふーんそうなんだ、くらいにしか思わないからです。例えば、生活にとても困り感を感じていてそれがなぜなのかわからない、ということであれば医療機関に行くことをお勧めしますが、私は困ってないですし、周りも困っていない(と思う)し、私を責める人もいないし、仕事や生活もうまくいっていて、たぶん誰かの役に立ててると思うので、わざわざ医者に行かなくても良いんじゃないかなと思っています。
周りには私のことを理解してくださる方がいて、日々感謝をしながら生活できています。
自分がADHD脳だと思うポイント
ではなぜ自分自身のことをADHDでは?と思うのか。
ポイントはいくつかありますが、今は改善されているけれど、というものも含め思い当たるポイントは以下です。
- 忘れ物がひどい(今も)
- 片付けが下手(今は△)
- あれこれ同時にしてしまう(今も。直す気なし)
- お話泥棒をしてしまう(人がしゃべっているのに自分のことを喋りだしてしまう。今は改善済み)
- 段取りが下手(今は改善済み)
- 衝動買い(今はそこまでひどくないけど、たまにある。即決型)
- 家計管理が苦手
- ケアレスミスが多い(今も)
- 思い付きで発言してしまい、あとですごく後悔して自分を責める(回数は減った。今は改善済み)
- 空気が読めない発言をしてしまう
- 計画を立ててその通りに遂行することが苦手(遂行機能障害…とまではいかないけど、夏休みの予定なんて一度もやり切ったことなかった)
- めったにこだわらないけど、こだわるとところにはめちゃくちゃこだわる
- 過度に集中するときがある(今も)
「そんなの誰にでもあるよ~」とおっしゃる方もおられると思いますし、「ああ、それは確かにADHDっぽいね」とおっしゃる方もおられるでしょう。こういう話をすると大体ママ友は「わたしも~」「わかる~」と理解を得ることができますが、私は心の中で(でもあなたの忘れ物と私の忘れ物のレベルは幕下と横綱くらい差があるかもよ)と思ったりします。笑
ADHDなの?ASDじゃないの?とおっしゃる方もいるかも。うん、私もそう思います。でも、ぶっちゃけどっちでもいいんです。
大切なことは
私自身が色々な経験をしたり、振り返ることで自分自身を理解して、失敗に対処してきた
ということです。
最近の悩み事
今までに色々な自分の苦手な部分をどうしたらうまくやれるか考えて、作戦を練ってやってきました。そして色々と成功してきました。けれど、最後まで残った…というわけではないですが、最近の悩み事が浮上。それは
- とにかく時間が足りない
- やりたいことが終わらない
- 睡眠時間が短い
- 試験勉強の時間を取れない
- あれこれバタバタしすぎ
- お金の管理がうまくできない
- ダイエットに成功しない
です。その中でお金の管理とダイエットはまたそのうち詳しく書くとして、自分の生活がバタバタしてやりたいことが終われない、今自分自身のスキルアップのために資格を取ろうと勉強していますが、勉強時間が取れないのはとり急ぎ何とかしなければと思う事柄の一つです。
介入計画
私はABAセラピストですから、お子さんの良い行動を増やしたり困った行動を減らすお手伝いをしています。自分自身に対しても、これまでいろいろな介入をしてきて改善できていました。出来ていないものもあるけどね。家事をして、仕事をして、受験勉強をしてとなるとなかなか時間が足りません。なのに、朝子どもたちを送り出した後、スマホをいじっていたらいつの間にか出かける時間に!なんてことがしょっちゅう!仕事をしていたらいつの間にかネットサーフィンしてしまって寝るのが0時をまたいでしまうなんてこともよくある!
何とか改善したい、そこで今回、勉強時間確保のために介入計画を立てようと決めました。
現状を理解する(ベースライン)
まず最初にすることは自分の今までの生活のどこに困っていたかということを明確にすることです。いわゆる何も介入していない状態「ベースライン」がどうなっているのか、を見える化します。とりあえずやりたいなと思うことが出来ているか出来ていないかメモしました。
とりあえずメモ。
一週間分思い出して書いたり、記録をつけました。ふむ・・・。そして、
何とかしたい事柄のポイントをあまり多いと達成できないかなと思い4つに絞りました。
- 家を出る時間をあと5分早くしたい。
- 朝ちゃんと洗顔したい。車の中での運転を止めたい。
- 朝、勉強の時間を作りたい。
- スクワットを毎日50回したい。
いろいろと悩んでいたところで、ふとtwitterでこんなものを見つけました。
ルーチンタイマー
どうやらこのタイマーを作られた方はご自身がADHDで、ご自分のために作られた様子。アプリの説明書きにはこのように書いてあります。
何かをするときに他のことに気がそれたり、
ダラダラしていつのまにか時間がたって遅刻してしまったり…
そんなあなたをルーチンタイマーがお助けします!
ルーチンタイマーは、いつものルーチンを、設定した所要時間をもとに一つ一つアナウンスしてくれるアプリです。
使い方はいろいろ!
例えば「朝の支度」!
いつのまにか時間が経っていてギリギリに!なんてことありませんか?朝起きてから出発するまでの作業とそれぞれの所要時間を入力すると、毎朝スタートボタンを一度押すだけで「今から5分間、歯磨きをしてください。」「残り2分です。」のように残り時間とともにすべての作業完了までガイドします。
これでいつのまにか時間が経っていてうっかり遅刻…なんてことを防ぐことができます!他にも家事やお勉強、トレーニングなど、あなただけのルーチンを確実に遂行するお手伝いをします!
by ルーチンタイマー開発チーム「Seven Colors」
こちらのタイマーを企画・デザインされたのはNanaさんというADHDの当事者の方。そして開発は坂本大将さんが担当されたということです。
Nanaさん(@nana_freecolor)
大将さん(@taishoizm)
ルーチンタイマー公式ツイッター(@RoutineTimer)
ご自身の困り感から同じように困っている人に届けたいという開発の経緯も含めて心を打たれた私は早速ダウンロード。リンクを貼っておきますね。⇩
実行機能
何か事柄を成し遂げるときに、目標を立てて実行して達成するプロセスを遂行機能、と言います。何かやろうと思っても出来ない、と言う時にはこの遂行機能のどこかがうまく行っていないことが考えられますよね。私の場合は
- 計画⇒ 〇
- 実行⇒ △
- 達成⇒ △
ううむ、具体的にどこに問題点があるのか見えづらい。
もうちょっと細かく見ていきましょう。
- 計画を作る⇒ ◎
- 計画を目に見えるところに貼っておく⇒ ◎
- 計画を見ながら「次なんだっけ」と確認する⇒ ×
- 計画が出来たかチェックする⇒ ×
- 計画を実行に移す⇒ △出来る時とできないときがある
計画は立てられるけれど、その計画を見ながら行動に起こすところがうまく行っていません。いちいち計画を見ながら実行に移すのが面倒で、つい計画のチェックを怠ってしまいます。ルーチンタイマーは私が見に行かなくても教えてくれるらしいのでよさそう。ということで早速DLして自分のルーチンを入力してみました。
実行に移す
↑のルーチンを入力していよいよ12月8日に実行開始しました。
しかし、どうやらこの計画、私の朝のルーチンとはあっていなかった様子…。
全然うまく行きません。そうか、私が実際に朝やっているルーティンと順番があっていないのか。
この夜、実際に動きやすい順番で改めて入力しなおし。
改めて介入計画を練り直しました。この時に
- ルーチンタイマーを始める時間を決める
- あまり一つのタスクを長い時間にしない
- 時間が足りなくなったりしたら一時停止もok
- やっぱり疲れるから、土日はしない
というルールにしました。また、朝のルーティーンは二段階に分けると自分の場合は都合がいいということが判明。新聞を読む段階で一つ区切り、その後洗濯終了のアラームが鳴ったら次のルーティーンに移るという方法を採用しました。
計画を立ててうまく行かなかったら改良を加えるという手順を踏むわけです。
タスクがたくさんすぎて見えませんが、「洗顔・化粧」のあとに「ABAの勉強が15分入っています。
結果
ルーチンタイマーを使い始めたのが2021年12月9日、今日で8日経ちましたが、以下のような結果になりました。
- 夫の朝ごはんを作る
- 体重を測る、記録する
- スクワットをする
- 下着をちゃんとつける(笑)
- 洗顔・化粧を家でする
- ABAの勉強をする
- 終了時間、出発時間
が改善されました!!すごい!携帯にだいぶ依存している私としては、自動的にリマインドしてくれるこのタイマーはとってもいい!すばらしいです!
ABAの勉強が×がついている日は、夜やっています。
また、一週間これでうまく行ったので、12月20日からはさらに朝ヨガを入れました。
私は在宅で仕事をすることも多いので、出発時間がない日もありますが、出かける時には出遅れることがなくなりました。そしてどうせ出かけないから」とだらだらして、仕事の時間になっても洗濯物忘れてた!ということもなくなり、気持ちもだいぶ楽になりました。いやあ、すごい。声がけしてくれるだけでこんなにできないことが出来るようになるのか。
子どもだったら大人に叱られなくてもできるし、平坦なトーンでリマインドしてくれるこの機能は何よりではないかと。シンプルで、文句のつけようがありません・生活の質が向上しました。素晴らしい。
こんなに役に立つタイマーアプリを作ってくださり、しかも無料で出してくださり感謝しかありません!すばらしい!
朝日新聞でも取り上げられていて、ツイッターでも話題になっています。
まとめ
ADHDの方だけでなく、いろいろな人に便利だと思うルーチンタイマー。本当に素晴らしいです。
ABAの介入は何も幼児だけではない、ということでわたしの自己紹介とルーチンタイマーの紹介でした。どなたかのお役に立てれば幸いです。